過去最多の約450人が参加 島根県勢が大会を席巻 第9回湯田温泉スリッパ卓球大会

 第9回湯田温泉スリッパ卓球大会(同実行委員会主催、サンデー山口共催)が、7月29日にやまぐちリフレッシュパークと西の雅常盤で開かれた。

 同大会は、湯田温泉のにぎわい創出と山口市出身の卓球日本代表・石川佳純選手の応援を目的に、2012年の第1回から2019年まで毎年開催されてきた。だが、コロナ禍により3年間中止に。今回は4年ぶりの開催で、全国各地から過去最多の456人がエントリー。そのうち、山口市外からの参加者が約6割(279人)を占め、湯田温泉への宿泊補助利用者も111人を数えた。そして当日は448人が参加し、スリッパを手に熱戦を繰り広げた。

 前回に続き、今回もすべてダブルス戦。「キャリア(経験者)の部」と「エンジョイ(未経験者)の部」の2部門に分かれ、それぞれ予選リーグと、順位別トーナメントを争った。

▲スリッパを手に笑顔でプレイ

 また、「ベストドレッサー賞」も設けられており、アニメのキャラクターや(湯田温泉を見つけた)白狐に扮(ふん)したり、おそろいのTシャツや法被などでプレーする参加者も多く、みな真剣にプレーしつつも、会場内のあちこちで笑顔があふれていた。

 「キャリアの部」には66組が参加。予選リーグを1位で突破したチーム同士で争われる決勝トーナメントを最後まで勝ちあがったのは、島根県松江市からの2チームだった。一方、158組がエントリーした「エンジョイの部」も、島根県ペアが優勝。島根県勢が大会を席巻する形となった。また、夕方ワイド「mix」に出演中のテレビ山口の永岡アナ・小田アナチームが、初出場にもかかわらず「エンジョイの部」を勝ち進んで準優勝に輝き、大会を盛り上げた。そしてベストドレッサー賞は、巨大スリッパに「湯田温泉」「かすみちゃん引退お疲れ様でした」と記した兵庫県からの参加ペアが選ばれた。入賞者は次の通り。(敬称略)

▲各決勝戦は浴衣で対戦した

 [キャリアの部(66組参加)]優勝=目次信博・田中亮(島根県)▽準優勝=金森強一・小松原隆聡(島根県)▽第3位=河原嘉之・河原香(島根県)、桃林信・山﨑慎二(山口市)
 [エンジョイの部(158組参加)]優勝=和田真紀・正城実香(島根県)▽準優勝=永岡克也・小田浩志(山口市)▽第3位=片山建男・小方幸昭(山口市・防府市)、宮本達司・亦野理江(山口市)
 [ベストドレッサー賞]ベストドレッサー賞=上村信博・足立誠子(兵庫県、巨大スリッパ)▽準ベストドレッサー賞=佐伯和加子・坂本知恵(山陽小野田市・宇部市、山口県の海の幸・山の幸)▽審査員特別賞=大平ともゆき・嶋本海希・金谷浩三・古屋純子・松永純子・北原哲博(山口市、千と千尋の神隠し)

 なお、記念となる第10回大会は、来年2月に開催。今年5月に現役を引退した石川佳純さんも来場する予定だ。

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