パリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマールに、チェルシー移籍の可能性が浮上したようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。
ネイマールの今夏の去就を巡っては、クラブ、本人ともに残留を明言する一方、クラブが放出を許可し、本人もバルセロナに復帰の可能性について打診するなど、去就については様々な噂が飛び交っていた。
それがここにきて、ネイマールがクラブ側に今夏の退団希望の意思を正式に通達したという噂が浮上。さらに、以前からネイマールに関心を示してきたチェルシーが獲得に乗り出す可能性が出てきた。
PSGとネイマールの契約はあと2年残っているため、チェルシーが彼を獲得するためにはそれなりの額の移籍金が必要になる。また、PSGでは2600万ポンド(約47億5290万円)程度の年俸を受け取っているため、それ相応の年俸も提示する必要がある。
それゆえに多くのクラブが獲得に二の足を踏んでいるが、昨年5月にクラブを買収したトッド・ベーリー氏が補強に大量の資金をつぎ込んでいるチェルシーなら、それらの資金を準備するのは難しくないという。
また、2023-24シーズンからチェルシーの指揮を執ることになったマウリシオ・ポチェッティーノ新監督は過去にPSGを率いており、ネイマールとはお互いを熟知した間柄だ。
ネイマールはヨーロッパの競争力の高いリーグでプレーしたい意向を示しているそうで、彼自身もチェルシーへの移籍について拒否反応は示していない様子。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがインテル・マイアミに移籍し、フランス代表FWキリアン・エムバペの去就も不透明な状況となっているPSGだが、さらにネイマールまで退団となると、それは一時代の終わりを意味する。
PSGは8月7日にベンフィカからポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスを買い取りオプション付きの期限付き移籍で獲得したが、移籍市場が開いている間はまだまだ選手の入れ替わりがありそうだ。