カイセドがチーム練習を欠席。去就を巡るクラブの対応に不満か

写真:ついに強硬手段に出たと見られるカイセド ©Getty Images

ブライトンに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセドが、クラブ側の対応に不満を募らせているという。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

カイセドに対しては今夏、チェルシーから正式な獲得オファーが届いているものの、クラブ側は彼の残留を希望し、これまでに提示されたオファーをすべて拒否してきた。

こうした対応に不満を募らせたカイセドは、8月7日(月)に行われたチームのトレーニングに参加しなかったという。また、8日(火)のトレーニングに参加するかどうかも分からない状況だという。

カイセドに対しては1月にもアーセナルから正式オファーが届き、本人も移籍の意思をクラブに伝えて、一時はトレーニングへの参加を拒否するなどした。しかしこの時はクラブ側と和解したうえ、2027年6月30日までの新しい契約を締結した。

当初はこの契約更新はカイセドの移籍金の額を引き上げるためのものと見られ、実際に今夏、チェルシーは8000万ポンド(約146億2470万円)という高額の移籍金を提示したものの、ブライトン側はカイセドの評価額を1億ポンド(約182億8090万円)と見積もっており、チェルシーの提示額との間には大きな開きがある。

さらに、クラブ側は現在、カイセドの残留を強く望んでおり、移籍には難色を示している。こうした心変わりにカイセドが不信感を募らせているようだ。一方のブライトン側も、今夏の移籍市場ではカイセドがプロフェッショナルとして振る舞い続けてくれるはずだと信頼していただけに、今回のトレーニング欠席を機に両者の信頼関係が崩れる可能性もある。

ブライトンは8月12日に2023-24シーズンのプレミアリーグ開幕節・ルートン・タウンとの試合を控えているが、この時までにカイセドを巡る問題は解決しているだろうか。

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