航空自衛隊小松基地で行われている日伊共同訓練で8日、イタリア空軍のステルス戦闘機F35Aが初めて飛行した。
午前10時ごろ、小松基地のF156機が飛び立ったのに続き、F35A2機が離陸した。同基地によると、日本海沖の空域で訓練を展開したという。同11時ごろには残りのF35A2機が飛び立った。
初日の7日はF15とイタリア軍の輸送機が編隊航法訓練を実施したものの、F35Aは悪天候などの影響で飛行を見送っていた。
基地周辺や小松空港展望デッキに大勢の戦闘機ファンが詰め掛け、夢中な様子でシャッターを切った。共同訓練は10日まで行われる。
●防衛局、騒音を調査
防衛省近畿中部防衛局は8日、小松基地周辺の末広緑地で騒音測定調査を行った。F35Aの測定結果は95~102デシベル、F15は98~107デシベルだった。基地周辺105町内会でつくる小松飛行場周辺整備協議会員と小松市職員が調査に立ち会った。