10日、南紀白浜で花火3500発 4年ぶりの規模で開催

「南紀白浜花火フェスタ」「花火ラリー」のポスター(和歌山県白浜町で)

 南紀白浜花火フェスタ(南紀白浜観光協会主催)が10日午後8時10分ごろから約半時間、和歌山県白浜町の白良浜海水浴場で開催される。約3500発の打ち上げ花火が夜空を彩る。

 白良浜で3千発以上の花火を打ち上げるのは2019年以来4年ぶり。20年は新型コロナの影響で花火大会は中止し、翌年からはコロナ感染拡大防止のため、「花火ラリー」と題して規模を縮小し、分散して開催してきた。

 今年は「花火ラリー」に加え、「コロナ前の状態を取り戻しつつある中、観光地・南紀白浜の魅力を高め、観光回復の起爆剤にしよう」と花火フェスタも開催することになった。

 ただし、今年は新型コロナの拡大防止などを考慮し、例年のように露天商の出店と台船からの打ち上げ花火はない。荒天の場合は翌日の同じ時間に開催し、翌日も荒天の場合は中止。

 花火当日は、午後7時から会場周辺道路で交通規制が行われる。前回3千発以上を打ち上げた19年8月の花火大会では、主催者によると10万人以上が来場しており、今年も大きな混雑が予想される。

 また、当日は、旧南紀白浜空港跡地に臨時駐車場(約1200台)を設け、午後3時から約20人乗りの専用シャトルバス5台が花火会場近くまで10~15分間隔で運行する。駐車料金は千円。バスは無料。

 イベント本部(白良浜ホール跡地)近くには、障害や高齢などで白良浜内での観覧が難しい人のための優先席を用意している。

 なお、「花火ラリー」は7月16日から日曜に白良浜海水浴場で開催している。今月は20日と27日に予定している。時間はいずれも午後8時10分ごろから約15分間。約800発を打ち上げる。荒天中止。

 観光協会は「新型コロナが5類に移行されて初めての夏本番。事故やけがのないようルールを守って楽しく観覧してほしい」と呼びかけている。

 問い合わせは観光協会(0739.43.3201)へ。

© 株式会社紀伊民報