山陽が甲子園初勝利 日大山形に9―2

4回裏山陽2死二塁、土井が適時二塁打を放ち3-2と勝ち越す

 第105回全国高校野球選手権大会第3日は8日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われ、6年ぶり2度目出場の山陽(岡山)は日大山形に9―2で快勝し、春夏合わせ3度目の甲子園で初勝利を挙げた。岡山勢の初戦突破は2019年の学芸館以来4年ぶり。

 山陽は0―2の四回、敵失と土井の適時二塁打で3点を挙げ逆転。六回には湯浅、飯田ら3本の適時打が飛び出すなど打線が計17安打と爆発した。投げては2番手で4回無失点の三宅ら3投手の継投で相手打線を序盤の2失点に抑えた。

 山陽にとって、学校創立100年目の節目を飾る1勝。甲子園に初めて校歌が流れ、生徒やOB、保護者ら約2千人の応援団が詰めかけた三塁側アルプス席は沸き返った。前回出場時の主将で会社員の川田友さん(24)=愛知県豊田市=は「感動した。6年前に自分たちがやりたかったつなぐ野球を体現してくれ、誇らしい」と話した。

 2回戦は第8日(13日)の第4試合で大垣日大(岐阜)と当たる。

 ▽1回戦

日大山形(山形)

110000000|2

00030501X|9

山陽(岡山)

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