ダイキン工業、最高益802億円 中国で空調需要回復

 ダイキン工業が8日発表した2023年4~6月期の連結決算は、売上高が前年同期比13.1%増の1兆947億円、純利益は13.8%増の802億円で、いずれも4~6月期として過去最高だった。中国でゼロコロナ政策が解除され、空調需要が回復したことが業績に寄与した。

 空調関連事業は、日本ではエネルギー価格の高騰を受け、省エネ性能が高い業務用製品の販売が好調だった。一方で、住宅用エアコンは消費者の買い控え傾向などが影響し、販売台数が減少した。欧州では、空気中の熱を有効利用するヒートポンプ式暖房が堅調に推移した。米国は中規模ビル向けの業務用空調の販売が拡大した。

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