世界陸上、日本選手団が結団式 女子主将の北口「いい波を」

陸上世界選手権のオンライン結団式で話す女子やり投げの北口榛花=8日

 陸上の世界選手権(19日開幕・ブダペスト)に出場する日本選手団の結団式が8日、オンライン形式で行われ、女子主将に指名されたやり投げの前回大会3位の北口榛花(JAL)は「パリ五輪、そして(2025年の)東京の世界陸上に向けて、日本チーム全体がいい波をつくっていけたら」と呼びかけた。

 男子では400メートルでアジア選手権を制した佐藤拳太郎(富士通)が主将に任命された。「まずは日本記録を更新する。日本の400メートルが世界でも通用するところを見せられれば、皆さんを引っ張れる」と決意を述べた。

 女子1500メートルと5000メートルに出場する田中希実(ニューバランス)は開幕前にパリでの事前合宿に参加することを明かし「世界陸上目前だが、来年の五輪もイメージしながら。フランスでの合宿も初めてなので、その経験を楽しむことを大事にしたい」と語った。

 日本選手団はこの日、男子200メートルの飯塚翔太(ミズノ)らが追加で発表され、男子48人、女子28人の計76人となった。

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