進まぬリバプールのラヴィア獲得交渉にキャラガー氏は不満「価値がないと思うなら別のターゲットに移れ」

[写真:Getty Images]

リバプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏が、古巣の補強戦略を批判した。

今夏にイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンとブラジル代表MFファビーニョが相次いでサウジアラビアへ移籍し、守備的MFの層が非常に薄くなったリバプール。MFチアゴ・アルカンタラとMFステファン・バイチェティッチは長期離脱からのリハビリ段階にあり、プレシーズンマッチではアンカーを本職ではないMFカーティス・ジョーンズやMFアレクシス・マク・アリスターが務める事態となっている。

今週末に迫ったプレミアリーグ開幕を前に中盤の問題を解決したいリバプールだが、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(19)の獲得に向けたサウサンプトンとの交渉は難航。これまで3度のオファーを提出するも、サウサンプトン側が一貫して求める移籍金5000万ポンド(約90億8000万円)には届かず、合意からは程遠い状況が続いている。

一向に進まない中盤の補強についてはファンから不安や不満の声が増えてきているが、キャラガー氏も例外ではないようだ。自身のX(旧ツイッター)でラヴィアとの交渉が遅々として進まないことに不満を表明すると同時に、主力売却で得た資金をブライトン&ホーヴ・アルビオンのエクアドル代表MFモイセス・カイセド(21)に費やすプランも検討すべきだと持論を展開した。

「(ラヴィアの移籍金を出し惜しむことについては)恥ずべきものだ。リバプールはここ何年も、大騒ぎすることなく迅速に取引を成立させてきたクラブだっただろう」

「ラヴィアに5000万ポンドの価値がないと思うなら、別のターゲットに移れば良い。本当に彼を必要とするのであれば、要求額を払えば良いだけだ」

「そして、私はなぜリバプールがカイセドの獲得レースに参加しないのかがわからない。もちろん、それには大金が必要だとわかっている。だが、リバプールはヘンダーソンとファビーニョの売却によって、大金を手にしただろう」

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