柔道の橋本帰国、五輪代表へ前進 マスターズV「すごく大きい」

柔道のマスターズ大会から帰国し、取材に応じる橋本壮市=8日、羽田空港

 柔道のパリ五輪代表選考で重要な位置付けとなるマスターズ大会に出場した日本代表が8日、羽田と成田の両空港に帰国し、男子73キロ級で優勝した橋本壮市は「本当に強い選手しか出ていない厳しい中で勝ち切れたのは大きい」と充実感を示した。

 31歳の橋本は国内外の大会実績などから、初の五輪代表へ大きく前進。来夏に早くも視線を向け「五輪に出ることではなく、金メダルが夢。勝ってかぶとの緒を締める」と意欲をかき立てた。

 男子60キロ級を制した永山竜樹は「自信をもって試合ができた」と納得の表情。五輪代表争いで離されていた東京五輪覇者の高藤直寿に大きく近づき「自分が代表を勝ち取る」と言い切った。

© 一般社団法人共同通信社