ボクシング連盟の決議取り消し 東京地裁判決、理事選任に不備

 アマチュアを統括する日本ボクシング連盟の昨年6月の総会で決議された理事選任手続きに不備があるとして、一部正会員が決議の取り消しを求めた訴訟の判決で東京地裁は8日、日本連盟に決議の取り消しを命じた。

 総会では、この正会員が提案した理事候補者については、提案自体が無効として審議、採決せず、理事会推薦の24人の候補を一括承認する決議を行った。原告側は、審議されなかったこと、候補者ごとに採決しなかった方法などが法令、定款に違反し、正会員の権利を侵害する違法な決議であると主張していた。

 日本連盟は「今後の対応については弁護士と協議したい」とコメントするにとどめた。

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