万博協会、参加国と建設業者仲介 決定済みは6カ国、危機続く

2025年大阪・関西万博の公式ロゴマーク

 建設が遅れている2025年大阪・関西万博の海外パビリオンを巡り、日本国際博覧会協会が参加国と建設業者を引き合わせる場を7月に設けていたことが分かった。複数の協会関係者が8日、明らかにした。工事契約締結の促進を狙ったが、自前でのパビリオン整備を希望する56カ国・地域のうち、業者を決定したのは米国など6カ国止まり。25年4月の開幕に間に合うかどうか、危機的な状況が続いている。

 関係者によると、協会は7月21日、オンラインでマッチングの会合を開催した。今月7日の会合で、各国の進捗を説明。出席者によると、タイプAを希望する国で建設業者の決定・選定を終えたのは6カ国のみだった。

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