コンビニ駐車場に「不審なものがある」と通報 警察と消防が対応 愛媛・松山市

8日、愛媛県松山市にあるコンビニの駐車場で液体の入った不審物が見つかりました。警察の爆発物対策部隊が対応する緊迫の瞬間をカメラが捉えました。(記者)「機動隊の特殊車両が現場に到着しました」

防護服に身を包んだ機動隊員の手には、爆発物の処理にも使われるマジックハンドが。朝の通勤時間帯、住宅密集地のコンビニは物々しい雰囲気に包まれました。8日午前6時半ごろ、松山市北久米町のコンビニの店員から、店の駐車場に不審物があると警察に通報がありました。(近所の住人)「救急隊の人から『戸を開けずに閉めてください』と言われた。においがするから、表には出ないようにしてくれと」

警察と消防は、現場近くの県道に一時交通規制を掛け、爆発物対策部隊を出動させるなどして、午前9時ごろ不審物を処理しました。けが人はいませんでした。

目撃者などによりますと、駐車場に置かれていた不審物は、透明のビニール袋に入れられたプラスチック製のボトルで、中には少し黄色い透明の液体と、何らかの固形物が入っているように見えたということです。警察のその後の調べで、危険物ではないことが確認されました。

現場の近くには小学校がありますが、クラブ活動などの登校に影響はありませんでした。警察は、液体の分析を進める一方、防犯カメラの映像を解析するなどして、不審物を置いた人物の行方を追っています。

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