【速報】鈴鹿8耐:暫定2位TOHO Racing失格。SDG Hondaが2位、TSRホンダが3位繰り上げに

 8月6日、三重県の鈴鹿サーキットで『2023 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会』が開催された。暫定結果ではTeam HRC with 日本郵便が優勝、TOHO Racingが2位、SDG Honda Racingが3位となったが、8日にはTOHO Racingに失格の裁定が下された。

 6日に決勝レースが終わった鈴鹿8耐だが、翌7日にはレース後車両検査が9時から13時にスケジューリングされている。レース後は完走した全ての車両はオフィシャルの管理下に置かれ、翌日に表彰台を獲得した3台のエンジン分解検査が実施された。

 しかし、1台に違反があったようで、4位のF.C.C. TSR Honda Franceのマシンも追加で検査が行われていた。そのレース後車両検査が終了した翌日の8日20時に、正式順位結果が公示されたが、その結果ではTOHO Racingが失格となっていた。理由は2023年FIM世界耐久選手権規則の第2.6.6.10条にある燃料タンクの過容量の違反があったからだ。FIMテクニカルディレクターによる2度目の検査でも過容量が記録されたようだ。

 そのため、勝者は変わらないが、2位がSDG Honda Racing、3位がF.C.C. TSR Honda Franceに繰り上がった。2023年の鈴鹿8耐は全50台のうち44台が完走、3台が未完走、2台がリタイア、1台が失格となった。

2023鈴鹿8耐:TOHO Racing

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