沖縄の住民税情報、他人が閲覧 マイナひも付けミスで

マイナンバー制度の個人向けサイト「マイナポータル」。マイナンバーカードを使って確定申告の画面にアクセスできる

 総務省は8日、マイナンバーカード取得者向けサイト「マイナポータル」で、住民税情報が他人に閲覧される事案があったと発表した。情報のひも付けミスが原因で、所得や課税額などが閲覧できる状態だった。マイナンバーのトラブルで税金に関するケースは初めて。政府は、ひも付けの手順に問題があった約200市町村にデータの再点検を求める。

 ミスがあったのは沖縄県浦添市。2017年7月、単身赴任など住民票を移さず市内で暮らす「住民登録外課税者」174人のマイナンバーを登録した際、うち1人の税情報を生年月日、性別、氏名が一致する市外に住む別の人物と結び付けた。住所は異なっていたが確認していなかった。

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