びわ湖大花火大会が開催、有料席増&4m柵に当日も不満の声 

「びわ湖大花火大会」が8月8日、4年ぶりに開催。4500円〜6万円の有料観覧席が約5万席準備されたものの、開催前から「みんなが自由に見られるものであってほしい」「無料の人に見せないのは厳しすぎる」「花火大会も有料じゃないと観られない時代になってきたのか・・・」など、さまざまな声があがっていた。

4年ぶりの「びわ湖大花火大会」の様子、約1万発の花火が打ち上げられる(8月8日・大津市内)

今年は、安全・安心な開催の観点から有料観覧席を増加した同大会。従来、一般観覧エリアであった「ピアザ淡海」から「におの浜2丁目の湖岸緑地」が有料席となり、京阪電鉄・びわ湖浜大津駅付近にも有料の「駅チカシート」が設けられた。

また混雑を避けるためとはいえ、会場一帯を約2キロに渡り高さ4mのフェンスが取り巻いたり、JR大阪駅の電子広告では「花火大会当日は大混雑が予想されます。有料観覧席のチケットをお持ちでない方は来場をお控え下さい」とのアナウンスもあり、無料観覧の自粛を呼びかけていた。

さらに会場付近を走る京阪電車では、京津線の上り(びわ湖浜大津方面行)19本、下り(御陵・京都市役所・太秦天神川方面行)27本を増便。石山坂本線では、上り(石山寺方面行)17本、下り(坂本比叡山口・近江神宮前方面行)17本を増便していた。

台風6号で開催が少し危ぶまれたものの、前日7日に公式X(旧ツイッター)では「予定通り開催いたします。 当日は、雨が降る、風も強まる可能性があるようです。 お気をつけてお越しください」とのツイートが。

大会当日の8日、SNSではさっそく「#びわ湖大花火大会」がトレンド入り。「今年、すごくない!?」「いやぁやっぱ最高!」と4年ぶりの復活をよろこぶ声の一方で、「せめてフェンスで見れなくなった住人には無料で観覧席を用意するべきでは?」「どんだけ有料客以外に見せたくないんだよw」と、不満の声も挙がっていた。

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