小林市・西小林小(野添和洋校長、171人)に、第2次世界大戦中の学校日誌が保管されている。空襲警報や農作業への動員で授業はたびたび中止され、学校は軍の宿営地になるなど教育現場も戦時色に染まっていた時勢がうかがえる。1945(昭和20)年8月10日のページには、米軍機の機銃掃射で児童5人を含む10人が死亡したことが欄外まで書き留められている。戦争を経験した語り部が減少する中、悲惨さを今に伝える貴重な史料となりそうだ。
戦中の学校日誌 克明 「悲劇伝える史料」西小林小保管
- Published
- 2023/08/09 06:00 (JST)