<レスリング>ドイツ遠征の男子グレコローマン世界選手権代表が出発

 

 2023年世界選手権(9月16~24日、セルビア・ベオグラード)の男子グレコローマン代表6選手が8月8日、成田空港からドイツ遠征に出発した。12日(土)~13日(日)にドルトムントで行われる「ドイツ・グランプリ」に出場し、その後、現地で合宿練習し、20日に帰国する。

▲ドイツへ向かった男子グレコローマンの日本代表選手=チーム提供

 笹本睦監督(日本オリンピック委員会)は、世界選手権まで約1ヶ月と迫った時期の海外遠征について「外国選手相手の闘う感覚に慣れるため」と説明。特に、67kg級の曽我部京太郎(日体大)、77kg級の日下尚(三恵海運)、130kg級の奥村総太(自衛隊)は初の世界選手権出場になるので、外国トップ選手のパワーやスピードをしっかりと感じ、「帰国してからの練習に役立ててほしい」と望んだ。

 選手は7月末から8月初めにかけて群馬・草津で行われた日体大、自衛隊、育英大の合同合宿で追い込んでおり、どの選手も調子はいいと言う。合宿にあたっては多くの人や企業から支援を受けており、「世界選手権の結果でお返ししたい」と話した。

 けがで明治杯全日本選抜選手権を欠場し、プレーオフで勝って代表となった60kg級の文田健一郎(ミキハウス)は、「ドイツ・グランプリ」は63kg級に出場予定。負傷の回復具合を考え、減量するより通常体重に近い状態で試合出場させると言う。

 日本選手団は下記の通り。


2023年ドイツ遠征・日本選手団

【監督】笹本睦(日本オリンピック委員会)、【コーチ】鶴巻宰(自衛隊)

【トレーナー】野呂賢二(JSC業務委託)

【派遣選手】
▼60kg級 文田健一郎(ミキハウス)=ドイツ・グランプリは63kg級に出場予定
▼67kg級 曽我部京太郎(日本体育大学)
▼77kg級 日下 尚(三恵海運)
▼87kg級 角 雅人(自衛隊)
▼97kg級 奈良勇太(警視庁)
▼130kg級 奥村総太(自衛隊)

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