シティの逸材MFステバノビッチが今年はオランダへレンタル移籍

[写真:Getty Images]

オランダのRKCヴァールヴァイクは8日、マンチェスター・シティからU-21セルビア代表MFフィリプ・ステバノビッチ(20)をレンタル移籍で獲得した。

パルチザン・ベオグラードのユースチーム出身のステバノビッチは177cmの右利きのアタッカー。2018年12月に16歳でトップチームデビューを飾った超新星は、その翌シーズンにヨーロッパリーグの予備予選のギャップ・コノーズ・キー・ノーマッズ戦で同コンペティションにおけるクラブ史上最年少ゴール(16歳311日)を記録した。

その活躍により、ステバノビッチは2021年冬にシティに完全移籍し、2026年までの長期契約にサインすると、半年間のレンタルという形でパルチザンに残留し、2020-21シーズンは公式戦33試合4ゴール2アシストの数字を残していた。

しかし、シティのトップチーム定着とはいかず、2021-22シーズンはヘーレンフェーン、2022-23シーズンはサンタ・クララへ武者修行に出されていた。昨季加入したサンタ・クララでは、ベンチ入りもままならず、公式戦9試合でわずか199分の出場にとどまっていた。

左ウイングを主戦場に卓越した足元の技術、視野の広さを持つ18歳は巧みなボディフェイントから相手の逆を突くドリブル突破、フリーキックから直接ゴールを狙える右足の精度を最大の特長としている。

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