夏に遭遇する可能性大…地味に恐ろしいセミファイナル!
8月といえば、皆さんはどのような出来事を思い出しますか。海水浴の思い出、花火大会の思い出、子どもの頃に虫取りをした思い出…など、それぞれいろんな思い出を持っていることでしょう。
しかし、8月に入ると恐ろしい状況に直面することも増えます。皆さんは何かお分かりですか。そう、「セミファイナル」です!地面に転がっているセミを見て「死んでる」と思いきや、横を通った瞬間「ジジジッ!」と威勢よく鳴き、暴れ出すセミたち!
毎年あのトラウマレベルの状況と遭遇するのですが、筆者も何度出くわしても慣れることがなく、毎年地面にセミが転がっていないか注意深くチェックしながら戦々恐々しています。
なぜ地面でセミファイナルが起きるのか
なぜ死んでいるように仰向けで転がっているセミは、再び命を吹き返したようにセミファイナルを起こすのでしょうか。
実際、一度死んでいる状態ではなく、この状態のセミは生きていることが多々あり、命の灯火が消える直前の状態だと言われています。
そのため、まだ防衛本能が働いており、人などが近くを通ると自分の身を守るために「ジジジッ」と鳴いて暴れ出すのだそうです。
セミファイナル現象にトラウマを抱く人多数
実際、セミファイナル現象に遭遇して恐怖心を抱いたことがあると回答する人は多く、ウェザーニュースの調査によると約3割の人が被害に遭ったと記憶していることが判明しています。
実際、虫が苦手ではない人などは、セミファイナルを意識することもないので「被害に遭った」という意識がないのかもしれません。
しかし、虫が苦手な人や突然の事象に強い恐怖心を感じる人は、セミファイナルの被害に遭ったと記憶しているほど「怖い現象だった」と感じていることがわかります。
セミが生きているか確認する方法は?
地面にセミが転がっていても、そのセミが死んでいるかどうか判断するのは早いです。死んだように仰向けに転がっていても、まだ生きている可能性が十分にあります。そこで、セミが生きているか確認する方法を紹介します。
足を開いている場合は生きている可能性大!
セミが仰向けになって転がっている場合、まずは足の開き具合を確認してみてください。もしも足を開いている場合は、まだ筋肉の収縮が始まっていないため、生きている可能性が非常に高いです。
反対に、足が閉じている状態で転がっている場合は、筋肉が収縮している状態なので、すでに死んでから時間が経過していることを意味しています。
近づく勇気がない場合は小石や小枝を近くに投げて確認
足を開いているか確認するほど近づく勇気がない…という場合は、その場にある小石や小枝をセミの近くに投げて反応を確かめる方法がおすすめです。
体に直接当ててしまうのはかわいそうなので、ほんの数cm離れた場所を目掛けてポンと軽く投げてみましょう。その音や衝撃に反応して動きを見せたら生きている、動かない場合は死んでいる可能性が高いと判断できます。
生きてるセミがいるのに道が狭くて避けられない…対処法は?
通る道に生きているセミがいることを確認した段階で、歩道が狭くて距離をとって通ることができない…と絶望したことはありませんか。その状況に陥った時の対処法を考えてみましょう。
持っている折り畳み傘で端に避ける
折り畳み傘を持って外出する人が多いと思います。その場合、持っている折り畳み傘の端を使って、なるべく端に避けるという方法があります。
ツンツンと突くことに抵抗がある人も多いと思いますが、セミファイナルの被害に少しでも恐怖心を和らげるためには効果的でしょう。
折り畳み傘を開いてセミから防御するように横を通る
折り畳み傘などの長いものでセミにできる限り端へ寄ってもらったら、その横を素早くサッと通りましょう。
もしも端に避けても不安という場合は、折り畳み傘を開き、セミのファイナル現象から防御するように傘を持ち、横を通ることをおすすめします。姿が見えず「防御している」という事実があるだけでも心強いです。
虫除けスプレーの噴射の力を使って端に避ける
夏場はたくさんの虫に遭遇する機会があるので、普段から虫除けスプレーを持ち歩いているという方も多いでしょう。小さなお子様がいる方ならば尚更です。
セミは虫除けスプレーで死んでしまうことはないので、スプレーの噴射の力を使って端に避けるという方法もあります。ただし、持ち歩き用のスプレーは小さめサイズのものが大半なので、セミの近くに行かなければいけないという点が難点です。
殺虫剤も威力が強く、直接セミを殺してしまうことはないので、玄関を開けて目の前にセミがいる…という場合は、殺虫剤の噴射の力を使って遠ざけるという方法も1つの手段です。
セミファイナルのシーズン突入…心を強く持って!
いかがでしたでしょうか。8月に入ると徐々に見かける機会が増えているセミファイナル…。生きているか死んでいるか見分ける方法はあるものの、生きているセミを避けて通れない状況では、処が非常に難しいです。
地面を注意深くチェックしつつ、なるべく広い道を選んで通るようにしたり、いつもより少し早めに家を出て遠回りする余裕を作ったりすることで、上手く回避しましょう。