福原愛 台湾の5歳長女は別離弟に毎日会いたがり…元夫の知人語る引き離された家族の哀しき“今”

「福原さんからの2度目の声明文を読み、江氏はひどくショックを受けたようです。5歳の長女は毎日弟に会いたがっています。彼女の寝床の隣を“ここは弟の場所”と言って誰も近づけさせなかったり、ご飯やお菓子も“これは弟の分”と言って残しているそうです」(江氏の知人)

先月27日に福原愛(34)の元夫の江宏傑氏(34)が緊急会見。福原に対して日本に連れ帰った長男を引き渡すよう求めた件について、今月1日、福原の代理人弁護士が再び声明を発表した。

福原側は江氏の会見直後も《子どもに対する家庭内暴力の一種です》と江氏を猛批判。

再度の声明の中で江氏側が公衆の面前で福原に対して「未成年者誘拐罪で告訴する」選択肢も検討すると発言したことなどについて《福原さんを社会的に葬ろうとしている》《親権をめぐる私的な問題を劇場的な見世物にしてひたすら母親に圧力をかけるのが狙いであるかのよう》と批判を続けた。

「また、8月3日発売の『女性セブン』では《福原愛独占直撃「子供は金儲けの道具」元夫への悲憤》なる記事が掲載されました。昨年7月、福原さんが台北松山空港で2人の子供と面会中、子供たちを日本へ遊びに連れていこうとする際に、江氏から『これは誘拐だ!』と言われて号泣し、警察沙汰になったという記事が掲載されています」(スポーツ紙記者)

だが、台湾在住のジャーナリストはこう語る。

「江さんが、日本に行くことを妨害したと書いてありますが、逆に江さんは夏休みの間、子供たちを母親の元へ遊びに行かせようと努力していました。もともとパスポートを渡して空港に子供2人を連れていっているんですから……。それなのに長女が江さんの元を離れるのが嫌で泣きじゃくってしまい説得していたそうです。

警察が来たのは事実です。福原さんが黙って長男だけを連れて車に強引に乗せようとしたので、“いってらっしゃい”とちゃんと平和に送り出せないから困ると江さんが呼んだようです」

江氏は会見で福原側が長男の引き渡しに応じない場合、強制執行も辞さないと話していたが……。

「’21年2月の産経新聞で子供の引き渡し成功率は約3割との調査結果があります」(全国紙記者)

アリシア銀座法律事務所代表の竹森現紗弁護士は言う。

「改正された民事執行法が’20年4月に施行され、強制執行の際、その場所に親権者が出頭すれば、同居中の親の立ち会いがなくても、子どもを連れ戻すことが可能となりました。また、相当と認められるときには、裁判所の許可を得るなどして、学校や保育園などで子供の安全やプライバシーに配慮しながら引き渡しを受けることも可能になりました」

そんなさなか、8月4日発売の『FRIDAY』で福原がシンガポールの超高級ホテルに長男と滞在していた写真が掲載された。

「記事内では、長男が現地のプレスクールに通っているという情報も掲載され、福原さんがこのまま移住する予定なのではと報じています」(前出・スポーツ紙記者)

■長期化することで引き渡しは難しく

前出の江氏の知人は言う。

「今月1日に裁判所から執行を許すという決定が出て、江さんが安堵していた矢先のことでした。福原さんは長男を連れて行方をくらませています。もし福原さんが現在もシンガポールにいるのなら、すぐに強制執行はできないのです」

前出の竹森弁護士は続ける。

「海外に行ってしまった場合、別途海外での手続きが必要になるため、子供の引き渡しを実現するにはさらに時間がかかってしまいます。日本で出た判決をもとにシンガポールで訴えを起こすとしても、新たに現地で裁判や手続きを踏まなければいけない可能性が高いです。

また、長く時間がかかっているうちに、子供自身も同居している親と離れたくなくなってしまって、いざ引き渡そうとしても、激しく抵抗するなど、引き渡しの実現が難しくなることはあるかもしれません。

さらに、ある程度子供が成長し、はっきりと自分の意思が示せるようになったときに、無理やり連れていけるのかという問題が生じる可能性もあります。そうなれば実際の引き渡しはさらに難しくなるかもしれません」

前出の江氏の知人はこう語る。

「江さんは福原さんと長男が海外に行ってしまっていることをもっとも懸念していました。このまま福原さんが逃げ切って高笑いし、長女をまた泣かせる事態だけは避けたい。国際指名手配も現実的な選択肢に入ってきているようです」

長男をめぐる元夫婦の苛烈な対立はいつまで続くのかーー。

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