英2部ハダーズフィールドでプレーするDF中山雄太は、昨年末のワールドカップ直前にアキレス腱を痛め、無念の欠場となった。
その中谷は、8日に行われたミドルズブラとのカップ戦に出場し、ついに復帰を果たした。
『Yorkshire Post』では、その中山へのインタビューを行ったが、驚くような話をしていたと伝えている。
「変かもしれませんが、スタジアムで怪我をした時にすぐにW杯には出場できないと分かりました。なので、より強くなって戻ってくるチャンスにしようと気持ちを切り換えました。
これまで何度となく落ち込む経験をしてきたので、後悔はありません。
キャリアでは悪い経験も多くしてきましたが、どの経験からも選手として人として強くなることができました。
彼ら(ファン)はたくさんのエネルギーをくれたので、スタジアムでプレーする時には感謝を示す必要がありますし、一番の感謝として勝利を届けたいです。
今シーズンの僕らにとってホームのファンたちはとても重要になると思います。
プレシーズンでは90分プレーしませんでしたが、やれると感じています。ただ、それは試合の強度次第ですね」
W杯欠場という大きな失望を奮起に変える姿勢に現地紙も驚いていたようだ。
ハダーズフィールドのアシスタントコーチであるロニー・ジェプソンも中山のピッチ外での姿勢に感銘を受けたそう。
「彼は本当に夢のようさ、あの子は。
このクラブに来る前には彼のことをあまり見たことがなかったが、人としてまさにダイヤモンドのような子さ。
ああいう怪我をした時には復帰できることと本来の姿を見せてくれることを願うばかりだ。
ジョナサン・ホッグやダニー・ウォード、トム・リースのようないい人間がクラブいると、彼らがロッカールームの雰囲気を整えてくれる」
中山は人間性も高く評価されている模様。夢のような、ダイヤモンドのようなという表現はすごい称えられ方だ。
【関連記事】日本代表「W杯で“サプライズ落選”」した7名の選手
ちなみに、今季からハダーズフィールドには74歳の大ベテラン監督であるニール・ウォーノックが指揮官として戻ってきた。