レイズに大きな痛手 左腕マクラナハンが今季残り試合欠場濃厚に

アメリカン・リーグ2位の勝率を誇り、ポストシーズン出場の可能性が高いレイズだが、エース左腕を欠いた状態で今季の残り試合を戦うことになりそうだ。日本時間8月9日、ケビン・キャッシュ監督はシェーン・マクラナハンが今季再び登板する可能性について「極めて低い」とコメント。マクラナハンは日本時間8月3日のヤンキース戦に先発した際に左前腕の張りを訴えて故障者リスト入り。患部の状態は思わしくなく、指揮官は「トミー・ジョン手術を含め、おそらくすべての選択肢がテーブルの上にある状況だ」と語っている。

現在26歳のマクラナハンはメジャー3年目の今季、ここまで21試合に先発して115イニングを投げ、11勝2敗、防御率3.29、121奪三振を記録。ジェフリー・スプリングス、ドリュー・ラスムッセン、シェーン・バズと先発投手陣に故障者が続出するなか、エース左腕としてチームの戦いを牽引してきた。マクラナハンは大学時代にトミー・ジョン手術を受けた経験があり、レイズのチームドクターと面談したあと、肘の故障の専門家であるニール・エラトラシュ医師の診察も受けたという。来週にはキース・マイスター医師との面談も予定されており、そのあとに今後の方針を確定させるつもりのようだ。

キャッシュ監督は「確かに手術という選択肢もあるが、あまり先のことは考えたくない。彼は少しのあいだ、シャットダウンすることになる。そう言っておくのが彼にとっても我々にとっても公平だろう」と語り、今後の方針についての明言を避けた。ただでさえ先発投手が不足しているなか、今後はタイラー・グラスノー、ザック・エフリン、そしてトレードで補強したアーロン・シバーリの3人に大きく依存することになるが、キャッシュ監督は残りの試合日程を踏まえ、リリーフから先発に転向したザック・リテルも含めて「4人でローテーションを回すことも可能」と話している。

ア・リーグ東地区で2位につけ、首位オリオールズを3ゲーム差で追っているレイズ。再び訪れた先発投手の離脱という試練を乗り越えることができるだろうか。

The post レイズに大きな痛手 左腕マクラナハンが今季残り試合欠場濃厚に first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.