サーキット場で心肺停止になった男性に適切な応急手当 看護師の夫婦に感謝状贈呈

 今年(2023年)4月、宇都宮市のサーキット場でレースに出場していて心肺停止になった男性に適切な応急手当をしたとして、宇都宮市消防局は8日、2人に感謝状を贈りました。

 宇都宮西消防署の辻田晋樹消防局次長から感謝状を手渡されたのは、宇都宮市に住む川井希介さんと妻の亜由美さんの2人です。

 4月9日の午後3時前、宇都宮市篠井町にあるサーキット場で行われたレースでコースを走行中の50代の男性が、心筋梗塞とみられる症状で心肺停止に陥りました。看護師である2人は観客として会場にいましたが、連携して心臓マッサージやAEDで処置を行ったところ男性は呼吸を再開。通報から10分後に到着した救急隊に引き継ぎ、男性には後遺症もなかったということです。

 辻田晋樹消防局次長は「広く市民の模範となる行いだった」とその行動をたたえました。

 贈呈式には欠席しましたが協力して応急手当を行った埼玉県の会社員、篠崎楓馬さんにも感謝状が贈られます。

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