新鮮な海の幸、景色堪能 宮古、4年ぶり重茂味まつり

魹ケ埼灯台を目指し、大漁旗をなびかせて進む漁船

 第14回重茂(おもえ)味まつり(重茂漁協主催)は6日、宮古市の重茂漁港で4年ぶりに開かれ、新鮮な海産物や水産加工品を買い求める客でにぎわった。

 活ウニや天然ホヤなどの地元の海の幸が並んだ。その場で殻をむいて調理した焼きウニには長蛇の列ができ、約200人分があっという間に完売。定置網漁船3隻で港と魹ケ埼(とどがさき)灯台付近を往復する「本州最東端クルーズ」も人気を博した。

 重茂中の生徒は販売やウニの殻むきなどを手伝い、伝統の「トド埼太鼓」で会場をもり立てた。小成楓美華(ふみか)さん(3年)は「地元の祭りで練習の成果を披露できてうれしい」と喜んだ。

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