関西学院大学、2025年春にインキュベーション施設と学生寮併設の「KSC Innovation Field(仮称)」開設

関西学院大学は、兵庫県、三田市との間で「神戸三田国際公園都市の地域振興に係る連携協力協定」を2021年6月28日付で締結。この協定により神戸三田キャンパス近くの県有地の譲渡を受け、起業を志す人たちを産学官民の連携によって支援する複合施設「KSC Innovation Field(仮称)」を整備、2025年春の供用開始を目指す。

複合施設「KSC Innovation Field(仮称)」は総延べ床面積は約1万900平方メートル。インキュベーション施設、学生寮、商業施設で構成される。インキュベーション施設は、関西学院大学の教育・研究活動を核として、自治体(兵庫県・三田市)、企業、学校、住民等が集い、交流・協働しながら①起業家の育成、②研究成果の社会実装、③地域課題の解決に取り組み、地方創生に資する社会変革の実践拠点とする。ラウンジ、オープンワーキングスペース、ワークショップルーム、プロジェクトスペース、コワーキングスペース、レンタルオフィス、カフェなどを配置する予定。インキュベーション施設の面積は約1,100平方メートル。

また、「学生寮」は、学生たちが併設するインキュベーション施設を活用し、自らの可能性を切り拓く拠点とする。寮室300室を有し、各部屋にベッド、机、冷蔵庫、洗面、シャワーブース、トイレを完備。共用部にはリビング、ランドリー、浴場、食堂、ラーニングルーム、シアタールーム、音楽室、ダンスルーム、セントラルガーデンなどを配置する。学生寮の面積は約9,200平方メートル。

参考:【関西学院大学】KSC Innovation Field(仮称)2025年春 誕生

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