和気で飲食店巡るスタンプラリー 高校生が企画、推し武道と連携も

スタンプラリーを企画した山田さん(左)と長坂さん。中央は基玲奈のパネル

 岡山県和気町の和気閑谷高生2人が企画した町内の飲食店を巡るグルメスタンプラリー(和気商工会主催)が8日、スタートした。町ゆかりの漫画「推しが武道館いってくれたら死ぬ」と連携したオリジナルグッズを先着千人にプレゼントする。

 商工会で5~6月に就業体験したキャリア探求科3年の山田仁さん(17)と長坂麗海さん(17)が地域経済の活性化と町のPRにつなげようと企画した。カフェやレストラン、焼き肉店、ラーメン店など20店舗が参加し、うち2店舗で食事してスタンプを集めてもらう仕組み。

 オリジナルグッズは、同校の制服と漫画のキャラクターをイメージしたデザインのトートバッグ1点。和気駅前の町観光案内所(同町福富)で引き換える。参加店舗の募集やスタンプを押すグルメマップの作製は和気商工会や町内のデザイナーがサポートして仕上げた。

 町内観光も楽しんでもらおうと、和気駅(福富)▽和気鵜飼谷温泉(益原)▽和気神社(藤野)▽旧片上鉄道天瀬駅(岩戸)▽県自然保護センター(田賀)―など8カ所に、町公式インフルエンサーの「基玲奈(もといれな)」ら漫画のキャラクターの等身大パネルを設置する。

 山田さんと長坂さんは「多くの人が和気に来て魅力を知ってもらうことで、町が盛り上がるきっかけになればうれしい」と話す。

 期間は10月下旬までの予定だが、グッズがなくなり次第終了する。問い合わせは和気商工会(0869ー93ー0522)。

プレゼントするトートバッグ。制服と漫画キャラクターをイメージしたデザインに仕上げている

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