アーティストが思い出深い名曲をカバーする、NHK BSプレミアムの音楽番組「The Covers」（日曜午後10：50）。NHK総合では、そのスペシャル版を年に数回放送しており、8月24日放送の第6弾のゲストで、UA、KAT-TUN・亀梨和也、ゴスペラーズが出演する。「サマースペシャル～真夏の楽園音楽ナイト！～」（午後10：00）と題し、“この季節に聴きたい夏の名曲”を、涼やかにおくる。MCのリリー・フランキーと上白石萌歌は、納涼気分で浴衣姿で登場。番組ナレーターは、KinKi Kids・堂本光一が務める。
UAは、1996年に大ヒットを記録した夏を彷彿（ほうふつ）とさせるナンバー「情熱」など多くのヒット曲を放ち、新曲「会いにいこう」は、今年7月から東海道新幹線の発着チャイムに起用されている。現在はカナダの離島で暮らすUAが、激レアとなるテレビ出演。小さい頃から大好きだったというイエロー・マジック・オーケストラの夏の名曲「君に、胸キュン。」を、UAならではのサウンドで初めてカバーする。さらに、自身の夏の名曲「情熱」を、今の彼女の魅力が詰まったスペシャルアレンジで届ける。
4年ぶりにソロアーティストとして、新曲「Cross」を発表した亀梨は、今年デビュー45周年のサザンオールスターズの“歌い継がれる夏うた”「真夏の果実」のカバーに初挑戦。亀梨がずっと聴き続けてきたという名曲を、真っ白の衣装に身を包み、アコースティックサウンドに乗せて聴かせる。
今年12月にデビュー30年目に突入するゴスペラーズは、80年代後半から90年代に大ヒットを記録した米米CLUBのサマーソング「浪漫飛行」を、アカペラでテレビ初披露。最新の夏ソング「Summer Breeze」も5人の爽快なハーモニーで披露する。
番組ならではの、3組のレアなゲストラインアップに、MCのリリーは「この3点盛り、何ですか？ すしとラーメンとカレーをワンプレートに入れたみたいなラインアップなんですけど」と言って笑いを誘った。そんな激レアな3組によるトークセッションでは、夏の名曲カバーへの思いや、お互いの楽曲やパフォーマンスへの印象トークで、大盛り上がりの展開に。
UAが「涼やかで、耳が全開放で幸せになった！」と語ったゴスペラーズのパフォーマンス、リリーが「湿った声で濡れた子犬のような歌い出しから、ゴージャスになっていく感じが色っぽかった」と表した亀梨のパフォーマンス、そして亀梨が「自由な音楽の、ぜいたくな世界を見た」と称賛したUAのパフォーマンスは必見だ。
収録後、MCの上白石も「とてもぜいたくな時間でした。皆さんそれぞれに思い描く夏があって、それが選曲に現れていた。あらためて“日本の夏の音楽”の幅広さを楽しませてもらいました」と感想を述べた。さらに、番組10年のアーカイブスから「夏うたヒットカバーセレクション」もオンエアする。
