将来の職業選択に役立ててもらおうと、千葉県成田市では8月9日、県内の高校生たちが不正薬物などの密輸を水際で防ぐ麻薬探知犬とハンドラーの仕事を見学しました。
成田市で行われた体験見学会には県内の高校生15人が参加し、麻薬探知犬とペアを組んで密輸の検査を行う「ハンドラー」と呼ばれる税関職員から、税関の基本的な業務の説明を受けました。
その後、生徒たちは空港の手荷物を受け取る場所を再現した訓練施設に移動し、たくさんの人やカバンの中から素早く麻薬の匂いを付けたタオルを見つけ出す、麻薬探知犬に感心した様子でした。
また、普段から遊びを通じてハンドラーが麻薬探知犬と信頼関係を築く様子も披露され、代表の生徒が遠くに投げたタオルを麻薬探知犬がキャッチすると、生徒たちから惜しみない拍手が贈られました。
参加した生徒は―
「自分も犬を飼っているが、それとはまた違うかわいさとかっこよさがある」
「海外旅行が好きで、その時に麻薬探知犬が空港内で働いている姿を見て、どのように訓練されているかが知りたくて。苦労があり厳しい世界だなと思ったが意欲は高まった」