チェンジホールディングス<3962>、イー・ガーディアン<6050>をTOBなどで子会社化

チェンジホールディングスは2日、イー・ガーディアンをTOB(株式公開買い付け)と第三者割当増資引き受けを通じて連結子会社化すると発表した。49.90%の株式を取得する予定で、総額約162億円を投じる。サイバーセキュリティー業界の再編を実現するうえで、イー・ガーディアンを傘下に取り込むことが必要と判断した。イー・ガーディアンの東証プライム市場への上場は維持される。同社はTOBに賛同している。

イー・ガーディアン株の買付価格は1株につき3000円で、TOB公表前日の終値2099円に42.93%のプレミアムを加えた。買付予定数の上限は所有割合36.86%(第三者割当増資に伴う希釈化後)にあたる431万6816株。下限は所有割合31.96%(同)にあたる374万2904株。買付代金は最大約129億円。買付期間は8月3日~10月2日。決済の開始日は10月10日。公開買付代理人はSBI証券。

チェンジはTOB成立を前提に行われる第三者割当増資で152万7716株(希釈化後の所有割合13.04%)を1株2099円で引き受ける。引受額は約32億円。払込期日は10月11日。

そのうえでチェンジは中間持ち株会社を設立し、イー・ガーディアンを傘下に置く予定。

イー・ガーディアンは1998年にホームページ制作や無料レンタル掲示板事業などを手がけるホットポットとして設立。2005年に現社名に変更。現在は24時間365日体制でサイバー攻撃を監視・検出するインターネットセキュリティーサービスを主力事業の一つとする。2010年に東証マザーズ市場に上場。2016年に東証1部に市場変更した(2022年4月に東証プライム市場に移行)。

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