伊藤忠商事<8001>、子会社の伊藤忠テクノソリューションズ<4739>をTOBで非公開化

伊藤忠商事は2日、子会社の伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)をTOBで非公開化すると発表した。エンジニアリソースの確保やデジタルバリューチェーンの拡充による事業領域の拡大、グローバル事業展開の高度化といったシナジー効果を狙う。CTCは本TOBに賛成の意見を表明し、株主に応募を推奨している。

買付価格は1株当たり4325円で、公表前営業日での終値に対して18.69%のプレミアムとなる。買付予定数は8962万5766株で、下限は1255万株。応募が下限に満たない場合は買い付けしない。買付代金は最大で約3876億円。

買付期間は8月3日から9月14日までの30営業日。決済の開始日は9月22日。公開買付代理人は野村證券。

CTCは1972年4月に設立。情報機器販売やITインフラ構築、法人向け情報システムのコンサルティング、設計、開発、維持保守、運用アウトソーシング、データセンタ事業などを幅広く手がける大手システムインテグレーター(SI)。東証プライム市場に上場している。

© 株式会社ストライク