サンケン電気<6707>、TMRセンサー技術の米国クロッカスを子会社化

サンケン電気は、TMR(トンネル磁気抵抗)センサー技術を提供する米国クロッカス・テクノロジー・インターナショナル・コーポレーション(カリフォルニア州)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。電気自動車に代表されるe‐モビリティーをはじめ、クリーンエネルギー、オートメーション関連など成長分野の需要を取り込む。クロッカスの設立は2006年。取得価額は約597億円。2023年末までの取得完了を見込む。

サンケン電気は磁気センサー製造の米国子会社でナスダック市場に上場するアレグロ・マイクロシステムズ(ニューハンプシャー州)を通じてクロッカスを傘下に収める。アレグロとクロッカスの連携を推し進め、広範で差別化された製品の提供につなげる。

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