バルセロナを率いるチャビ・エルナンデス監督が、4-2で勝利したトッテナムとのジョアン・ガンペール杯を振り返った。
通算58回目となったガンペール杯は、本拠地カンプ・ノウが大規模な改修工事に入ったことで、2023-24シーズンに一時的に使用するエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでの開催となった。
13日にヘタフェとのラ・リーガ開幕節を控える中、チャビ監督は最後のテストマッチとなったトッテナム戦に新加入のMFオリオル・ロメウを除く昨シーズンの主力を起用。
これに対して、トッテナムは2日前にシャフタール・ドネツク戦を戦ったため、GKグリエルモ・ヴィカーリオとMFイヴ・ビスマを除き控えメンバー中心のスカッドで臨んだ。
試合はバルセロナがFWロベルト・レヴァンドフスキのゴールで前半開始早々に先制するが、前半終盤にトッテナムのMFオリヴァー・スキップに2ゴールを奪われ、1点ビハインドで後半へ。その後半も相手により多くの決定機を作られたが、終盤投入のFWラミン・ヤマルが圧巻のパフォーマンスを披露。これで流れを引き寄せると、FWフェラン・トーレスとFWアンス・ファティの連続ゴールで逆転し、試合終了間際にはFWエゼ・アブデにもゴールが生まれ、4-2の勝利を収めた。
同試合後、スペイン人指揮官は『Barça TV+』で試合内容を始め各選手の去就についても言及している。
「前半はひ弱なパフォーマンスだったが、後半はよくやったと思う」
「(流れを一変させた)ラミンは素晴らしい才能の持ち主で、彼のプレーを見るのはとても嬉しいことだ。そして彼はまだ16歳だ」
「(前半半ば交代の)ロナルド・アラウホにケガはないよ」
また、クラブ首脳陣が退団を明言したFWウスマーヌ・デンベレ、トッテナム戦で決勝点を挙げながらも去就不透明なファティ、一部で復帰の可能性が報じられるFWネイマールについても語っている。
「デンベレは退団する。そして、補強が必要だということはすでに言った」
「アンス・ファティ? 今後の状況を見守ろう。今月末まで移籍期間が開いている」
「ネイマール? 彼は別のチームにいるので、何も言えない。もちろん、移籍期間は今月末まで開いている。ただ、私の口からは何も言えない」