橋本環奈さんがNHK朝ドラ主演 来年秋開始の「おむすび」

橋本環奈さん

 NHK大阪放送局は9日、来年秋開始予定の連続テレビ小説のタイトルが「おむすび」に決まり、NHKドラマ初出演の俳優橋本環奈さん(24)が主人公を演じると発表した。制作発表で橋本さんは「元気のいい一日のスタートが切れるように、明るい朝をお届けしたい」と笑顔で語った。

 ドラマの舞台は平成から令和。福岡育ちの「ギャル」米田結が神戸、大阪に移り住み、栄養士となって現代人の問題を「食の知識とコミュ力」で解決、多様な人々を結び付ける。脚本はドラマ「監察医 朝顔」などを手がけた根本ノンジさん。

 橋本さんは福岡県出身で、映画「キングダム」、舞台「千と千尋の神隠し」など幅広く活躍。昨年のNHK紅白歌合戦では司会を担当した。

 根本さんは「平成は『失われた30年』と言われるが、本当に失われたのか疑問があった」と説明。宇佐川隆史制作統括は「先が見えない中、平成のパワフルさを見つけることで、今に生きる物語にできる」と話した。阪神大震災も描くという。

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