9月20日から始まる予定の新型コロナウイルスワクチンの秋接種を巡り、厚生労働省のワクチン分科会は9日、対象に想定されている生後6カ月以上の全ての人に無料の接種機会は設ける一方、地方自治体による勧奨といった積極的な接種の呼びかけは、65歳以上の高齢者や基礎疾患がある重症化リスクの高い人に限定することを了承した。
分科会は2024年度に定期接種へ位置付けるかどうかも検討しており、23年中に結論をまとめる予定。
この日の分科会では、秋接種の目的は重症化予防だとして、重症化リスクの比較的低い人には、接種の努力義務や、自治体が接種を促す勧奨を適用しないことを確認した。