「夏のエアコン節電術ランキング6選」発表!室外機に日よけ、窓の外にすだれ、微風はダメなど奥の手はご存じ?

夏本番を迎え、エアコンが毎日欠かせない季節ですが、一方では電気代は最大4割増の大幅値上げが(電力大手7社で)実施されています。

そんななか、メーカー大手のパナソニック㈱が8月3日、今夏の電気代高騰の実態を調べた結果とともに、「エアコン節電術おすすめランキング6選」など節電の知恵とノウハウを発表しました。

もっとも、熱中症リスクのある高齢者については冷房を適切に使う必要がありますが、厳しい暑さをしのぎながらも節電できるという今回のノウハウは参考になりそうです。

今夏の電気代、77%の人が昨年より上昇!

同社の調査によると、2023年夏の電気代を昨年の夏と比べた場合、回答者の77%は今夏の電気代が高くなっています。

その電気代の増加額については、単身世帯は「2000円未満」が最も多いものの、「2000円〜5000円未満」の回答が41%という結果に。
複数世帯では「2000円以上5000円未満」が41%で最多でした。

〈上記の引用元はパナソニック「エオリア」調べ。本調査は今年7月中旬、全国の20~60代の男女550名からインターネットで回答を得たもの〉

夏のエアコン節電術 ランキング6選

➊〈1位〉設定温度は室温28℃を目安に

環境省によると、夏の冷房時にエアコンの設定温度を1℃高くすると、約13%の消費電力が削減されます。

いま温度を低めにしている人は、風量を上げるなどの工夫をすれば体感温度は下がるため、設定温度を上げる余地があるでしょう。
冷やすために使う電力よりも風量を上げる方が電力は少なくて済むので、温度を下げるよりも風量を上げた方が節電になります。

➋〈2位〉室外機は日よけで温度下げよう

室外機は直射日光の当たる場所に置くと、冷房時の効率が悪くなります。
エアコンは外気温と設定温度の差が大きいほど、消費電力量が多くなるからです。

この外気温とは、室外機の吸い込み温度を意味します。
つまり、厳しい暑さの日も室外機の周辺温度を下げることができれば、消費電力は減らせるのです。

空気の流れを遮らない「よしず」などを立てかけて、影をつくるようにしましょう。

➌〈3位〉フィルターの掃除はこまめに

エアコンの汚れは、能力の低下や消費電力の増加、本体の寿命を縮めます。

フィルターが目詰まりをすると冷えや風量が弱くなるので、結果的に設定温度を下げてしまったり、風量を上げることで消費電力がアップ。
こまめなフィルターの掃除で冷房効率を上げたいところです。

【続いて、夏のエアコン節電術 ランキングTOP3に、下記の3つを加えた節電術6選を紹介します】

➍窓は遮熱対策をする

窓から入ってくる日光は意外とあなどれません。
カーテンは日射を抑えて、窓との間に空気の層ができるので、断熱効果があります。

ただし、カーテン自体も熱を持つため、窓に日よけをつける際には外側がおすすめ。
窓の外にすだれやシェード、グリーンカーテンなどを設置するのが効果的です。

➎サーキュレーターを併用

エアコンの風も上手に利用し、冷房効率を上げて節電につなげましょう。
まずは風向き。冷たい空気は低い場所にたまるため、上向きで風を送ると広い範囲を冷やせます。

そして、扇風機やサーキュレーターを併用し、冷気のムラをなくすのがオススメです。

➏風量は「自動」に設定する

風量設定は、「微風」にすると設定温度に至るまで時間がかかり、逆に消費電力が増えてしまいます。
一見節電につながりそうな微風ですが、人が調整するよりも賢く室温をコントロールしてくれる「自動」を積極的に活用しましょう。

この記事と画像の出典:パナソニック㈱ 公式サイト

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