橋本環奈が2024年度後期の朝ドラ「おむすび」でヒロインに。平成のギャルが栄養士として明るく楽しくパワフルに駆け抜ける!

NHK総合ほかで、来秋放送される2024年度後期の連続テレビ小説「おむすび」(月~土曜午前8:00ほか)の制作発表会が行われ、ヒロイン・米田結を橋本環奈が演じ、同局の「正直不動産」や「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」(日本テレビ系)などを手掛けた根本ノンジ氏が脚本を担当することが発表され、2人が登壇した。

“朝ドラ”第111作となる「おむすび」は、食と人情の街、福岡・神戸・大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届けるオリジナル作品。橋本が演じる平成時代のギャル・結が人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なものを次々と結んでいく“平成青春グラフィティー”だ。

橋本は、1999年生まれで福岡県出身。これまでの出演作は、映画「キングダム」「銀魂」「春に散る」、ドラマ「王様に捧ぐ薬指」(TBS系)、舞台「千と千尋の神隠し」など多数あり、エンターテインメント界の第一線で幅広く活躍している。昨年末には「第73回NHK紅白歌合戦」で司会を担当し、大きな反響を得た。なお、NHKドラマの出演は今作が初めてとなる。

橋本が「おむすび」で演じるヒロインは、平成・令和の荒波を、たくましく突き進むギャル。自分らしくポジティブに生き、周りにどう思われるかではなく、自分自身を大切にして思いっきり楽しんでいく。彼女は、あることがきっかけで“人のために役立つ喜び”に目覚め、栄養士を目指すことに。最初は愛する家族という身近な存在のために、そして、仕事で巡り合う子どもや患者など、周りにいる人たちのために、さらには全国に住む人たちの幸せへと、その活動の範囲を広げていく。

ギャルを演じるということで、“ギャル魂”について問われた橋本は「考え方がとにかく明るくポジティブで、前向きなイメージがありますね。友達にもギャルの子がいるんですけど、見た目がギャルの子もいれば、気持ちがギャルみたいな子もいます。自分だけじゃなくて人を幸せにする力がギャルにはあると思っていて、みんな自分のことが大好き、仲間も大好きという“愛”のあるようなキャラクターになれたらいいなと思います」と語った。

役づくりに関しては、「ギャルの根底にある部分や、心(しん)の強さみたいなものはなくしたくないなと思っています。明るく、時には人の痛みや悲しみにも寄り添ってあげる部分、情が深いところなどの性格のよさが伝わる行動や言動など、細やかな部分まで気にして、お芝居をしていけたらなと思っております」と意気込んだ。

さらに、撮影で大阪長期滞在で楽しみなことは「グルメ」だという橋本は、好きなおむすびの具を問われると、じっくりと悩んで「サケとか昆布とか、王道の具が好きです。面白くなくてすみません」と言って、笑いを誘った。

脚本を担当する根本氏は「時代ものが続いていたので、現代劇をやりたいという話になり悩んでいた時に、平成が『失われた30年』と言われていることに疑問を持ち、それをきちんと書くべきなんじゃないかなと思いました。平成を象徴するものはいろいろありましたが、暗いムードの中でたくましく生き抜いたギャルの生き方をテーマにしたいと考えました。ご飯が食べたくなるドラマにしたいです」とコメント。橋本に対しては「最強のヒロインになるなと確信しております!」と期待を寄せた。

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