バイエルン、守護神に不安あり。指揮官はケパの獲得を希望か

写真:バイエルンから関心を寄せられるケパ

ブンデスリーガは来週末に開幕を迎えるが、11連覇中の絶対王者バイエルンが守護神不在問題に悩まされているようだ。スペイン『アス』紙の電子版が伝えている。

バイエルンではドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが長らく守護神を務めてきたが、昨年12月に休暇でスキーをしていた時に右足を骨折し、長期離脱を余儀なくされた。ノイアーは現在もリハビリを続けており、8月6日には負傷箇所の骨を固定していた金属プレートを除去する手術を行い、無事に成功したものの、まだ復帰できる状態にはないという。

また、骨折の影響によって本来の持ち味である足元でのボールコントロールに支障が出ており、ドイツ『ビルト』紙は「まともにボールが蹴れない状態」と言及。最悪の場合は復帰が2024年までずれ込む可能性もあるという。

一方、ノイアーの負傷離脱を受けてボルシアMGから急きょ補強したスイス代表GKヤン・ゾマーはすでにインテルへの移籍が決定しており、現状ではドイツ人GKスヴェン・ウルライヒしか守護神候補がいない状況。GKの補強は急務となっている。

そこで浮上したのが、チェルシーに所属するスペイン代表GKケパ・アリサバラガだ。トーマス・トゥヘル監督はチェルシーを率いていた頃からケパのことを良く知っており、バイエルンのゴールマウスを任せるに足る人材だと考えている模様。

加えて、チェルシーは先日、ブライトンからスペイン代表GKロベルト・サンチェスを獲得した。7年間という長期契約はクラブ側の期待の高さの現れであり、ケパが絶対的な立場ではないことも意味している。

こうした状況から、バイエルンはケパの獲得に向けた準備を進めていると『アス』紙電子版は報じている。なお、ケパ以外ではセビージャに所属するモロッコ代表GKヤシヌ・ボノやバレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリなども獲得候補に挙がっているという。

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