夏の甲子園 ユニホームで見る歩み 歴代優勝校や岡山勢など120着

夏の甲子園の歴代優勝校や岡山代表のユニホームを集めた展示会

 おかやま山陽が岡山勢としては4年ぶりに初戦突破して盛り上がる全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)。歴代優勝校などのユニホーム計約120着で104回の歩みをたどる展示会が、岡山市北区天神町のRSKイノベイティブ・メディアセンターで開かれている。11日まで。

 1915年、大阪・豊中球場で開かれた第1回大会を制した京都二中の流れをくむ鳥羽(京都)から昨年の第104回の覇者・仙台育英(宮城)まで歴代の優勝校全62校のユニホームがずらり。戦前、鳴尾球場時代に岡山一中として出場した朝日をはじめ、岡山から全国に挑んだ15校のユニホームもそろう。

 収集したのは、野球ファンで、高校野球取材にも携わってきたRSK山陽放送ラジオ制作部ディレクター石原正裕さん(64)。ネットオークションで購入したり野球部関係者と物々交換したりと、およそ10年かけて築いたコレクションは約800着に上る。

 「たくさん集めることで県の特徴が見えてきたり、学校や野球部の歴史、関わった人々の思いが伝わってくる」とコレクションの魅力を語る石原さん。「高校野球に関心を持ってもらえれば」と話している。

 石原さんら高校野球関係者でつくる実行委員会が、各校や県高校OB野球連盟の協力で開催。午前10時~午後5時。入場無料。

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