アーセナルの米代表GKターナーのフォレスト移籍が完了…「今の自分にとって正しい決断」

[写真:Getty Images]

ノッティンガム・フォレストは9日、アーセナルからアメリカ代表GKマット・ターナー(29)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの4年となる。

なお、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、移籍金は1000万ポンド(約18億2000万円)程度になった模様だ。

フォレスト加入が決定したターナーは、クラブ公式サイトを通じて新天地での意気込みを語っている。

「ここにいるのは素晴らしい気分だよ。僕が本当に楽しみにしていることであり、素晴らしい挑戦であり、キャリアにおける素晴らしい一歩だ」

「このクラブが自分に興味があると聞いたとき、それが家族にとっても正しいと感じたし、代理人からそのことについて話されたときも正しいと感じたんだ。そして、今の自分にとって正しい決断だと感じているよ」

「監督やバックルームのスタッフ、クラブのすべてに眩しさのようなものを感じているよ。最初から良い感触があったし、移籍を完了できて嬉しいよ」

「チームメイト、ファン、そして街とのつながりを築くことを楽しみにしている。ここにいられることに感謝しているし、新たなスタートが待ちきれないよ」

ターナーは昨年7月にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のニューイングランド・レボリューションからアーセナルへ正式加入。

先のカタール・ワールドカップ(W杯)でベスト16に進出したアメリカ代表では正GKを務める実力者だが、アーセナルではイングランド代表GKアーロン・ラムズデールのバックアッパーに甘んじる。昨シーズンはヨーロッパリーグ(EL)で5試合、FAカップで2試合に出場したものの、プレミアリーグデビューは果たせなかった。

そういった中、ラムズデールの良き競争相手を探すクラブは、ブレントフォードのスペイン代表GKダビド・ラヤ(27)の獲得に動いており、クラブ間交渉は最終局面に。

これにより、序列が3番手に下がることになるアメリカ代表GKは、イングランド代表GKディーン・ヘンダーソンとコスタリカ代表GKケイロル・ナバスのローンバックによって正GK不在の状況が続くフォレスト行きを決断した。

なお、フォレストは依然としてヘンダーソンの復帰に向けてユナイテッドと交渉を続けており、ターナーは新天地で同選手とのポジション争いに挑むことになりそうだ。

© 株式会社シーソーゲーム