370医療機関で誤表示 マイナ保険証、窓口負担

 全国保険医団体連合会(保団連)は9日、70歳以上の患者がマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を使用した際に、医療費の窓口負担が誤って表示されたとみられる事例が19都府県、計370医療機関から報告されたと発表した。詳しい原因は不明という。

 今年7~8月、21都府県の加入医療機関を対象にアンケートを実施し、2780機関から回答があった。

 70歳以上の窓口負担は年齢や所得に応じ1~3割となっている。保団連によると、マイナ保険証によるオンライン資格確認の画面と、患者が持参した現行の紙などの健康保険証を照らし合わせ、食い違いに気付いたという。

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