宮島訪問税「理解は得られた」 広島・廿日市市長

広島・廿日市市は、10月1日から宮島を訪れる観光客などから「訪問税」を徴収します。訪問税について廿日市市の松本市長は、「理解は得られた」とあらためて強調しました。

廿日市市 松本太郎 市長
「この税をいただくことの重みっていうのは、重く受け止めなきゃいけないと思っていますが、宮島をしっかり守っていくためにみなさんから100円いただいて、それをしっかりと財源として使っていく、このことについては大きなご理解をいただけているなというふうに感じております」

宮島訪問税は、訪問するごとに1人100円で宮島口からフェリーに乗る際、運賃に上乗せされます。

また、500円で1年間、何度でも訪問できる年払い制度について配達や観光・ボランティアなどで年間5回以上、訪問する人は利用してほしいとしています。年払い制度は来月1日から受付を始めるということです。

宮島では、6月の来島者が31万人を超え、過去最多を更新するなど観光客は増えてきています。廿日市市では10月から始まる初年度の訪問税を1億400万円と見込んでいます。

松本市長は、税収は、電柱の地中化など宮島の街並みを守り、トイレの改修など観光客の満足度向上のための財源にしていきたいと話しました。

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