神奈川で雷伴う激しい雨も 県西部で土砂災害警戒を 台風7号は警報級の高波予想 横浜地方気象台が呼びかけ

 横浜地方気象台は9日、大雨と高波に関する新たな気象情報を発表した。神奈川県西部では、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があるため、10日明け方にかけて土砂災害に警戒するよう呼びかけている。

 気象台によると、9日は局地的に激しい雨が降り、総雨量は午後6時現在、山北町で129.0ミリ、箱根町が108.0ミリとなっている。

 県内では引き続き9日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込み。東部も含め、低い土地の浸水や河川の増水にも注意するよう促している。雨雲が予想以上に発達したり、停滞したりした場合には、警報級の大雨となる可能性もあるとしている。

 海上では、うねりを伴った高波への警戒が必要だ。10日にかけて予想される波の高さは東京湾(三浦半島)が2メートル、相模湾は3メートル。台風7号の影響で13日から14日ごろにかけて警報級の高波が予想されるという。

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