アヤックスが熱望するDF伊藤洋輝、シュツットガルトはサラリー大幅アップで新契約を提示…契約解除条項は47.2億円か

[写真:Getty Images]

シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(24)を巡る争いはしばらく続くことになりそうだ。

今夏の移籍市場で複数クラブから関心が寄せられている伊藤。その中で、アヤックスが強い興味を持っていることが連日伝えられている。

アヤックスのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるスヴェン・ミスリンタート氏は、ジュビロ磐田から伊藤を発掘しシュツットガルトに連れてきた張本人。過去には、香川真司を見出すなど、その手腕は高く評価されている。

ミスリンタート氏を含め、アヤックスは強い希望を持っており、シュツットガルトに対して1500万ユーロ(約23億6000万円)のオファーを提示した。

しかし、シュツットガルトはこれを拒否。伊藤を手放す気がないという姿勢を見せている。

ドイツ『ビルト』によれば、クラブのこの対応に伊藤は失望しているとのこと。契約解除条項が設定されていないため、シュツットガルトが納得する金額以外では移籍が合意に達することはない状況になっている。

伊藤自身はアヤックスへの移籍を希望しているが、『ビルト』によればシュツットガルトは契約延長を目論んでいるとのこと。現在の契約では2026年夏までの契約だが、サラリーを大幅にアップし、契約解除条項として3000万ユーロ(約47億2000万円)を設定することを望んでいるという。

ただ、この金額では足枷にしかならず、伊藤は減額を要求。クラブとの間でのせめぎ合いはしばらく続くことになりそうだ。

2022-23シーズンの伊藤は、守備の要として活躍し、ブンデスリーガで30試合1ゴール。DFBポカールで5試合に出場。昇降格プレーオフでもフル出場し、チームのブンデスリーガ残留に貢献していた。

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