高知「よさこい祭り」開幕 70回の節目、1万4千人舞う

高知市で始まった「よさこい祭り」で、華やかに舞う踊り子たち=9日夕

 南国土佐の夏を彩る「よさこい祭り」が9日、高知市で開幕した。70回の節目となる今年は県内外から157チーム、約1万4千人が参加。12日までの4日間、踊り子たちは色鮮やかな衣装を身にまとい、商店街などで隊列を組み演舞する。通常規模での開催は4年ぶりとなる。

 前夜祭となる9日は、2019年に入賞した19チームが市中心部の公園の特設ステージで踊りを披露した。踊り子たちは台風の影響を感じさせない満面の笑みで舞台を楽しんだ。

 よさこい祭りは市民の健康と繁栄を願うため、1954年に始まった。時代に合わせて曲や衣装をアレンジすることが容認され、今では全国各地に広がっている。

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