北星中教諭を懲戒免職 県教委、2度の窃盗で処分

 石川県教委は9日、野々市市内の商業施設でプロジェクターなどを盗んだとして逮捕された白山市北星中の男性教諭(29)を懲戒免職処分にしたと発表した。県教委によると、2度にわたってプロジェクター3台、スピーカー1台を万引した。教職員の懲戒処分は今年度初となった。

 元教諭は県教委に対し「大変な迷惑を掛けて申し訳ない。教師をしている資格はない」と話しているという。県教委は白山市教委に対し、監督責任として木下貴博校長が文書訓告相当との通知を出した。

 元教諭は6月19日にプロジェクター1台を盗んだ容疑で現行犯逮捕された。同11日にプロジェクター2台とスピーカー1台を盗んでいたことも判明した。7月18日付で不起訴処分となった。

 北野喜樹県教育長は「教育公務員としてあるまじき行為であり、深くおわび申し上げる」とコメントした。

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