世界1位との身長差28センチ 西村優菜「ずっとねたんでました(笑)」

練習ラウンドで一緒に回った世界1位の身長に嫉妬!?(撮影/村上航)

◇海外女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前(9日)◇ウォルトンヒースGC (イングランド)◇6881yd(パー72)

その差は実に28㎝。西村優菜は開幕前日の練習ラウンドで、世界ランキング1位のネリー・コルダと同組になった。身長150㎝の西村は178㎝のコルダを見上げながら、「身長があるの、いいなーって。ずっとねたんでました」と笑った。

「全米女子オープン」の練習でも一緒になったツアー屈指の飛ばし屋のスイングは、改めて見てもほれぼれするものだった。「テンポが崩れないですし、テークバックがゆったりで、そこから下ろしてくる“タメ”みたいなものがすごい。それで飛ばしているんだなって」

見習うべき点はしっかり学んだ(撮影/村上航)

フィジカルは大きく違っても、同じドローヒッターとして目を凝らせば見習うべき点もあった。「ヒールミスがあまりないように思った。自分はそれが多い。たぶん身体の起き上がりとかが、あんまりないんだろうな、と。勉強になりました」とうなる。

入念にコースチェック。楽観視せずに臨んでいく(撮影/村上航)

「あまり“全英感”はない」と苦笑するコースは前日に降った雨の影響でかなり軟らかくなってボールが転がらず、この日回ったイン9ホールでもセカンドで3Wを持たなければ届かないシーンが少なくなかった。

大きめのグリーンはピンを切れる位置の候補も多く、事前チェックの段階では想定が難しかったという。それでも「ちょっと伸ばし合いになる感じもあります」。決して楽観視しない見立ては、今季から挑戦する米ツアーのレベルの高さを実感しているからこそでもある。

小さな身体で世界の強豪に立ち向かう(撮影/村上航)

直近のメジャー2試合は予選落ちを喫し、「もちろん頑張りたい試合。今度こそ通りたい気持ちは強い」。小さな身体を目いっぱい使って、タフなコースと世界の強豪に立ち向かっていく。(イングランド・サリー/亀山泰宏)

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