イニエスタ、なぜUAEに移籍したのか告白。理由は「信頼されたから」

今夏ヴィッセル神戸を退団し、フリーエージェントになった元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ。

その後サウジアラビアのクラブやアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミなどから誘いがあったと言われるが、意外にも新天地はUAE1部リーグに昇格したばかりのエミレーツ・クラブであった。

そして8日には家族とともにUAEのラス・アル=ハイマ国際空港に到着し、大きな歓迎を受けていた。

『eldesmarque』によれば、さらにイニエスタは9日に入団記者会見に臨んだとのことで、そこでは以下のように語られていたそうだ。

アンドレス・イニエスタ

「今回の契約は自分にとっても家族にとっても新しい挑戦であり、新しい頁であり、人生における新しい旅だ。

バルセロナにいたとき、そして日本に行ったときと同じように、大きな興奮を抱いているよ。これからもサッカーを楽しみたい。

このエミレーツ・クラブでチームメイトを助け、チームが成長するためにベストを尽くしていきたい」

(引退後のプランは?)

サッカー以外にも情熱を注いでいることがたくさんあるんだ。例えば子どもたちの育成。スポーツやサッカーのアカデミーを続けてきたし、これからも発展させていきたい。

(なぜリオネル・メッシやセルヒオ・ブスケツらがいるインテル・マイアミ、サウジアラビアのクラブなどから来たオファーを断ったのか?)

日本を離れるとき、多くの人々が私に関心を持ってくれた。それにはとても感謝しているが、ここが最も自分を望んでくれていると感じた。

会長やクラブからの大きな信頼があった。もちろん、いずれにしてもサッカーのレベルというものは根源的なことだけどね。

UAEに来てから沢山の愛を受けており、大きなエネルギーをもらっている。私は家族のことを一番大切にしている人間だ。ここで新しい経験をし、サッカーを楽しみ続けられると確信しているよ」

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エミレーツ・クラブは昨季2部を戦っていたものの、UAEでは同国6番目の都市であるラス・アル・ハイマーを本拠地とし、環境的には比較的恵まれているチームであるとされる。

また2019年にベガルタ仙台でプレーしていたジオゴ・アコスタがエースとして活躍しており、昨季は30試合で24ゴールを決めている。

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