上司や同僚と親密になりたい時や聞きづらい質問の時に使うと有効的な自己開示の使い方とは?【ズルい言い換え事典】

先に自分の話をすると 開示しやすくなる【ズルい言い換え事典】

自己開示の有効的使い方

人に何かを尋ねる際、特に聞きづらい話を尋ねたいときに使うと有効なテクニックがある。

例えば事故に関する話を聞きたいと思ったら「実は自分も若いときに大きい事故にあって…」と先に自分の情報を開示すると相手もオープンに話をしてくれる場合がある。

これは「自己開示の法則」と呼ばれており、いくつかの実験からその信ぴょう性の高さが証明されている。この自己開示の内容はよりプライバシーに踏み込んだ内容を開示する方が、相手もオープンに情報開示してくれる傾向がある。

人のことを知りたいと思ったら、まず自分が一番しにくい話からしてみるといいのかもしれない。

懇親会で親密になる

同僚や上司と深い関係性になりたいときにも自己開示することは効果がある。

聞きとり調査

アンケートなど、難しい内容の質問のときなどに自己開示を積極的に使うと有効である。

【出典】『ズルい言い換え事典』
監修:齊藤 勇 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
1943年山梨県生まれ。文学博士。対人心理学者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。立正大学心理学部名誉教授、大阪経済大学客員教授、日本ビジネス心理学会会長、日本あいづち協会理事長。

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「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。

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