キャンプライターが本当におすすめするキャンプ本9選!<料理・ブッシュクラフト・車中泊編>

近年のキャンプブームもあり、キャンプに関する本がたくさん登場しています。本を読むことで効率的に知識を得ることができ、キャンプ気分も高まりますが、どの本を選べばいいか分からないことも。そこで今回は、専業キャンプライターの筆者イチオシの、キャンプ料理、ブッシュクラフト、車中泊に関連したオススメ本・ムックをご紹介します。

オススメ本【キャンプ料理】焚き火料理やシェラカップを活用したレシピなど

筆者撮影

キャンプの楽しみのひとつが「料理」。キャンプ関連本の中でも特に多くの書籍が展開されているジャンルです。

その中でも特にオススメな3冊をご紹介します。

1. 「焚き火料理の本」:キャンプならではの焚き火料理が満載!

「焚き火料理の本」は、アウトドア料理の達人である小雀陣二さんが、56の焚き火料理の作り方を伝授してくださる本です。

キャンプならではの焚き火料理について、「どんな道具が必要?」「どう焼くと美味しいの?」といった初心者の疑問を解消してくれます。

焚き火料理が初めてでも分かりやすいよう写真付きで解説されており、肉や魚介から、米やパン、麺類、野菜や果物まで、豊富なレシピが掲載されています。

パンやお好み焼きなど「こんな料理も焚き火で!?」と、アイディアが広がります。

焚き火料理の火加減は、薪が燃え切って炭のようになった「熾火」の状態が最適。初めは火加減が難しいですが、この本を読めばきっとコツをつかめるはず!

筆者撮影

2. 「アルミホイル・ソロキャンレシピ」:手軽にキャンプ料理にチャレンジ!

「キャンプ料理って準備が大変そう」「重いフライパンとか鍋を持って行くの面倒くさいなぁ」そう思ったことがある方に、ぜひおすすめしたい一冊。

「アルミホイル・ソロキャンレシピ」は、狩猟のベテランで、6歳から焚き火を始めたというアウトドア研究家の著者がいそしんだ「時短キャンプ料理」のノウハウが凝縮された本です。

「アルミホイルでそこそこ旨い料理をカンタンに作る」をテーマに、アルミホイルでステーキやローストビーフ、ポップコーンなど多種多様なレシピを紹介しています。

タイトルには「ソロキャン」とありますが、デュオキャンプ、ファミリーキャンプ、グループキャンプでも楽しめます。

砂糖と水だけで作れる「べっこう飴」など子供が喜びそうなレシピもあり、「最近キャンプ料理がマンネリだなぁ…」というファミリーにもオススメです。

3. 「簡単シェラカップレシピ」:1人用シェラカップで作れる料理の豊富さに驚き!

「シェラカップ」は初めて使う方も多く、「どう活用すればよいのか分からない」ということも。

「簡単シェラカップレシピ」を読めば、シェラカップを駆使してさまざまな料理を作れるようになりますよ!

実はシェラカップには、1人分(ソロサイズ)から2~3人分、4~5人分の大容量まで豊富なサイズがあります。

筆者撮影「使いやすいソロサイズのシェラカップ」

本書では、その中でも特に使いやすい、コンパクトで身軽なソロサイズのシェラカップを使ったレシピを紹介しています。

シェラカップの選び方から、バーナーやカトラリーなど一緒に使う道具、調理の基本などが分かりやすく解説されており、初めてシェラカップを使う方にピッタリ

ご飯やおかず、麺類やカレーなどの食事系から、大判焼きなどのスイーツや、ホットドリンク、珈琲まで豊富なレシピが紹介されています。

マルチに活躍するシェラカップの魅力に、きっとトリコになってしまうはず。

オススメ本【ブッシュクラフト】非常時の備えに一冊あると安心!

筆者撮影

「ブッシュクラフト(Bushcraft)」とは「ブッシュ(茂み)」と「クラフト(工作)」を組み合わせた造語です。

森や林などの自然環境の中における「生活の知恵」の総称で、その行為や技術のことを指します。

災害が多い日本では、電気などのライフラインが止まってしまった時に備えて、ブッシュクラフトのスキルを身に着けておくと安心です。

キャンプはブッシュクラフトの練習や実践に最適です。

火起こしやナイフの扱い方、ロープワークなど実践的なテクニックが必要となるため、体系的に解説している書籍が役に立ちます。

キャンプギアやキャンプ料理などのジャンルに比べると、書籍の数は多くありませんが、中でも特にオススメな3冊をご紹介します。

4. 「ブッシュクラフト入門」:最初の一冊ならコレ!

ブッシュクラフトを学ぶための最初の一冊としてオススメしたいのが「ブッシュクラフト入門」。

著者は、日本初のブッシュクラフト専門メーカー「ブッシュクラフト株式会社」代表取締役の相馬拓也さん。

豊富な経験と知識をもとに、本格的なブッシュクラフトについて解説しながら、レジャーで気軽に取り入れやすい道具や技術を中心に紹介しています。

普段のキャンプに少しだけブッシュクラフトの要素をプラスして、「ハイスキル・キャンプ」を演出することを目指します。

5. 「火起こし 水探し 野食レシピ 週末ライト・サバイバルのすすめ」:可愛いイラストなのに本格的!

「ブッシュクラフトって何となく敷居が高いイメージ」「サバイバル術を学んでいざというときに役立てたい」という方にオススメなのが「週末ライト・サバイバルのすすめ」。

著者は、Youtubeで狩猟を中心としたサバイバル動画が人気の、サバイバル愛好家「カメ五郎」さん。

火起こしやロープワークなどの基本をおさえつつ、水の探し方や毒キノコや毒ヘビの対処などのサバイバル術も紹介されています。

豊富な写真と可愛いイラストで、子供も手に取りやすく、ファミリーでブッシュクラフトに挑戦してみたい方にもオススメです。

6. 「ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル」:実践的で日常生活にも役立つ

「ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル」は、豊富な写真とイラストで、初心者も分かりやすくブッシュクラフトを学ぶことができます。

筆者撮影

食べられる野草や、野草を見分けるポイントなども写真付きで詳しく解説されており、普段の生活にも役立ちそう。

葉はサラダに、根っこは炒めてコーヒーにできる「タンポポ」や、天ぷらにしたりクッキーに種を混ぜ込める「オオバコ」など、身近な野草も。

筆者の住んでいる地域には「セイダカアワダチソウ」という野草がたくさん生えているのですが、食べられることをこの本で初めて知りました。

新芽はお茶に、葉は炒めたり香草として使えるそうですよ。

オススメ本【車中泊】道の駅ガイド・キャンピングカー生活のリアルな体験記も

筆者撮影

車中泊に興味があるけれど、「夏や冬も車中泊できるの?」「どこに駐車して泊まればいいの?」「食事はどうするの?」など疑問がたくさんある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで車中泊に興味がある初心者の方にオススメの本をご紹介します。

車中泊は災害時の避難手段としても注目されているので、いざというときに知識を蓄えておいて損はありません!

筆者撮影

7. 「車中泊スタートブック」(カーネル2023年1月号増刊)

「車中泊スタートブック」は、車中泊の入門書として最適。迷ったらまずこの一冊がオススメです。

豊富な写真付きで、車中泊のイロハや被災時の車中泊避難の活用法を分かりやすく学ぶことができます。

日本初の車中泊専門誌「CarNeruカーネル」の増刊で、同誌の培ったノウハウが凝縮されています。

8. 「車中泊で巡るオススメ道の駅ガイド 2023」

こちらもカーネルを発行する八重洲出版による、道の駅ガイドブックです。

筆者撮影

北は北海道から、南は沖縄まで、全国の車中泊ができるスポットが紹介されています。

ドライブの疲れを癒してくれる、温泉が楽しめる道の駅や、キャンピングカー以外も利用できる手軽な車中泊専用スペース「RVパーク」も多数紹介。

車中泊をしながら広範囲に旅をしてみたいという方には、必携の一冊です。

9. 「人生が変わるキャンピングカー生活大全」

キャンピングカーで旅をしながら生活するライフスタイルに、憧れたことがある方も多いのではないでしょうか?

実際に2年間キャンピングカーで生活した著者が、そのノウハウを余すところなく公開しているのが「人生が変わるキャンピングカー生活大全」です。

筆者撮影

キャンピングカー生活の心構えから、年間スケジュール、費用など、気になるアレコレが網羅されています。

経験者ならではのリアルなエピソードが多数紹介されており、とても実践的な内容となっています。

特に新しいライフスタイルを探している方や、「老後はキャンピングカーで旅しながら暮らしてみたい」と憧れている方にオススメです。

アウトドア本はキャンプの教科書!続々発行される新刊もチェック

筆者撮影

キャンプに役立つ本を、料理・ブッシュクラフト・車中泊というジャンルで全9冊ご紹介しました。

本を読むことで、キャンプをより楽しむための知識を得たり、キャンプに行けないときに眺めてキャンプ気分を楽しんだりすることもできます。

近年のキャンプブームもあり、キャンプに関連する本は続々と発行されています。

最新のトレンドを交えた本も多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。

© ハピキャン